桜花賞で「夢物語」を期待する美女馬券師が打倒リバティアイランドに指名したのは? (2ページ目)

  • text by Morinaga Maaya

 この新馬戦から2週間前の10月29日に行なわれたGIIIアルテミスS(東京・芝1600m)の勝ち時計が1分33秒8。ライトクオンタムの新馬戦の時計は1分34秒1。重賞のアルテミスSよりコンマ3秒遅れましたが、アルテミスSはBコース替わりの当週。片やこの新馬戦は、Bコースを5日間も使われての馬場だったことを考えれば、十分いい時計だったように感じます。

 そして、デビュー2戦目のGIIIシンザン記念(1月8日/中京・芝1600m)。この時は自信の本命に推しました。少し余裕な気持ちでレースを見ていたら、飛び上がるような形でのまさかのスタート。後手を踏んで後方からの競馬となりました。

 新馬戦で逃げて勝っていたので、うしろからの競馬でどうなるんだろうとソワソワしながらレースを見守っていたのですが、今度は最後の直線でステッキを入れられると、グイグイと伸びて一気に差しきり勝ち! これにはテレビの前で拍手してしまいました(笑)。そして、「ディープインパクトの子だものね」と納得。

 シンザン記念を勝って桜花賞に向かうのは、あのアーモンドアイと同じローテーション。逃げても差しても勝てたのは、むしろいい経験になったと思います。

 今回は、メンバーが一気に強化されて簡単にはいかないとは思います。しかし、ディープインパクトの数少ないラストクロップに武豊騎手が乗ってクラシックを制覇! そんな夢の物語に期待します。先月のWBCで漫画のような現実を見させてもらったので、競馬でもそんなすばらしい瞬間が見たいです!

 対抗はリバティアイランド。2歳王者がぶっつけ本番で桜花賞へ。前走のGⅠ阪神ジュベナイルフィリーズ(12月11日/阪神・芝1600m)は、後続に2馬身半差の圧勝! 桜花賞と同じ舞台で、すでにGⅠを制しているのはもちろん心強いですし、大舞台であの走りを見せられるポテンシャルは、このメンバーでも随一かと思います。

 2年前、ソダシが阪神JFを勝って直接桜花賞へ向かいましたが、その時も見事勝利を収めました。人気もするでしょうし、マークも厳しくなると思いますが、この馬が大きく崩れるシーンは思い浮かびません。

 面白そうなのは▲のモズメイメイ。前走のGIIチューリップ賞(3月4日)、前々走の1勝クラス・こぶし賞(2月12日)と、阪神・芝1600mで2戦2勝。この舞台を得意にしていますし、今回も逃げるのはこの馬かなと思います。

 3年前も、チューリップ賞から挑んだ人気薄のスマイルカナが逃げ粘って3着。好配当を演出しましたから、注目しています。

【推奨馬券】
◆単勝=(2)
◆馬単マルチ(12通り)=(2)-(3)(4)(5)(6)(11)(12)
◆3連複フォーメーション(5通り)=1頭目(2)、2頭目(3)、3頭目(4)(5)(6)(11)(12)

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