高速決着が想定されるスプリンターズS。波乱の使者となるのは「インからイン」を突ける馬 (3ページ目)

  • 大西直宏●解説 analysis by Onishi Naohiro
  • photo by Sankei Visual

 今年、このパターンでの台頭が見込める伏兵を挙げるとすれば、僕はタイセイビジョン(牡5歳)ではないかと、にらんでいます。

スプリンターズSでの大駆けが期待されるタイセイビジョンスプリンターズSでの大駆けが期待されるタイセイビジョンこの記事に関連する写真を見る 勝ち味に遅いのは成績をみればよくわかりますが、近走の"着を狙いにいく乗り方"にきり替えてからは、かなり安定して好走できるようになりました。とりわけ、小倉での2戦はそれが顕著でした。

 序盤は脚を温存し、最後の直線でインを突いてハマるかどうかという乗り方をして、連続2着という結果を残しました。馬自身もこのリズムを会得しているかのようで、直線の末脚が板についてきました。

 今回は福永祐一騎手へと乗り替わりますが、今さら乗り方を変える必要もなく、前任者の乗り方を踏襲するでしょう。道中からうまく内を進んで、ここ最近と同じ競馬に徹すれば、ここでも馬券圏内に食い込んできてもおかしくありません。

 よって、今回の「ヒモ穴馬」にはタイセイビジョンを指名したいと思います。

大西直宏のオフィシャルブログ>

大西直宏公式LINE@始めました。
元騎手の視点で馬券のヒントになる情報をお届け!
友だち追加で「@0024n」を検索!
下のQRコードを読み取って頂くことでも見られます。

◆スプリンターズSでは超人気薄が台頭。穴党記者はタイプの違う2頭の一発に期待>>

◆“秋”競馬到来! 高田秋はスプリンターズSを「人気馬2頭+大穴1頭」で決まると予想。選び抜いた穴馬は?>>

3 / 3

関連記事

キーワード

このページのトップに戻る