札幌記念は快速馬たちの後ろで構えるソダシが中心も、同じ4歳牝馬の女王に一発の可能性 (3ページ目)

  • 大西直宏●解説 analysis by Onishi Naohiro
  • photo by Kyodo News

 2021年のGIオークス(東京・芝2400m)で勝利を飾ったあと、脚部不安を発症。以降、なかなか順調に使うことができなかったのですが、今春はドバイにも遠征し、状態はだいぶ戻ってきました。

 そこからひと息入れた今回は、十分にリフレッシュ。その臨戦過程からも、そろそろ復活があってもよさそうです。

 もはや古い話かもしれませんが、2歳時のGIII札幌2歳S(札幌・芝1800m)では、ソダシと同タイムの2着と好走しています。あの時は出遅れて最後方からの競馬を強いられましたが、3コーナーから一気に動いて、直線入り口ではソダシに並びかける競馬を見せました。"負けて強し"の内容でした。

 当時の走りから、洋芝の適性もかなり高そう。小回りコースで前崩れの展開になれば、回転の速いピッチ走法で器用に立ち回れるこの馬の決め手が、存分に発揮されるのではないでしょうか。

 ということで、快速馬たちが作る展開に乗じて台頭しそうなこの馬を、今回の「ヒモ穴馬」に指名したいと思います。

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