実力拮抗の3歳ダート戦線。レパードSは抽選で恩恵を受けた2頭が波乱の使者となる

  • 土屋真光●文 text by Tsuchiya Masamitsu
  • photo by Sankei Visual

レパードSでの一発が期待されるラブパイローレパードSでの一発が期待されるラブパイローこの記事に関連する写真を見る「過去に逃げた4戦では2勝、2着1回。2勝のなかには、芝の1勝クラス・ミモザ賞(3月27日/中山・芝2000m)の勝利も含まれていて、前に行けば、とにかくしぶとい馬なんです。

 ただ、二の脚の遅さが目につく馬。登録時点では、ユニコーンSを逃げたロードジャスティスがいたり、前走で6馬身差の逃走劇を披露したヴァレーデラルナがいたりして、前に行ききるまでに余計な脚を使われそうな心配がありました。

 ところが、ロードジャスティスが週中に回避を表明し、ヴァレーデラルナは抽選漏れ。気になるライバルがこぞっていなくなって、かなりの追い風が吹いてきました。

 実際、管理する大和田成調教師は『持ち味が出せれば粘れる。ポジション争いは激しくなるけど、さばいてハナに立てれば。ジョッキーにも、そう指示を出す』と、果敢に行く構えを見せています。

 それに応えるように、鞍上の野中悠太郎騎手も『ミモザ賞では芝で勝っているけど、当時は馬場が悪くて力の要る馬場だったので、本質的にはダートが合っています。ローカルのダートも合う。行ききらないと脆いので、行くだけ』と積極的な姿勢を崩していません。かかる気性でもないので、強気に手綱を押し続けられる点は強みです。

 過去10年で、逃げ馬は7頭が馬券に絡む活躍を見せており、軽視は禁物。牝馬は2010年のミラクルレジェンドしか勝っていませんが、前走では地方交流重賞のGII関東オークス(6月15日/川崎・ダート2100m)で2着に粘り込みました。その実績からして、ここでも通用していいはずです」

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