「この馬は走るね」鹿戸厩舎のライツオブキングスはスタッフ大絶賛の逸材
厳選!2歳馬情報局(2022年版)
第10回:ライツオブキングス
3歳クラシックのGI皐月賞(中山・芝2000m)をはじめ、GI3勝を挙げて昨年の年度代表馬に輝いたエフフォーリア。この春は状態が今ひとつで思うような結果を出せなかったが、秋の大一番での巻き返しを目指して、現在は放牧先でじっくりと態勢を整えている。
同馬は美浦トレセンの鹿戸雄一厩舎が管理し、横山武史騎手が主戦を務めているが、この夏の2歳戦においても、同コンビによる期待馬がまもなくデビューを迎える。
ライツオブキングス(牡2歳/父エピファネイア)である。
鹿戸厩舎が送り出す逸材、ライツオブキングスこの記事に関連する写真を見る 同馬の母は、現役時代に重賞で2勝を挙げたマキシマムドパリ。3歳春にはGIIフローラS(東京・芝2000m)で3着に入り、GⅠオークス(8着。東京・芝2400m)に出走。その後、牝馬三冠最終戦のGⅠ秋華賞(京都・芝2000m)では3着と健闘した。
4歳時には際立った成績を残せなかったが、5歳になって本格化。年明けの1月にGIII愛知杯(中京・芝2000m)を制すと、6月にもGIIIマーメイドS(阪神・芝2000m)で勝利を飾った。
結局、GIタイトルを手にすることはできなかったものの、5歳秋のGIエリザベス女王杯(京都・芝2200m)では4着と善戦。以降、6歳春まで息の長い活躍を見せた。
そのマキシマムドパリの子となるライツオブキングス。厩舎スタッフはかなりの手応えを感じているという。関東競馬専門紙のトラックマンがその様子を伝える。
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