ほのか、NHKマイルCは2強を消しで勝負。本命など「ラストのキレ味」重視で6頭を選んだ (2ページ目)

  • 浅田真樹●取材・構成 text by Asada Masaki
  • 佐野隆●撮影 photo by Sano Takashi

 ▲は、トウシンマカオです。

 ここまで5戦2勝。勝ったのは、いずれも左回りの東京と新潟のレースでした。そして今回も、得意の左回りですから、当然好走への期待が高まります。

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 前走のGIIIファルコンSでは5着。左回りの中京コースでしたが、進路がふさがれる不利もあったので、その敗戦はあまり気にする必要はないでしょう。鞍上もデビュー以来、ずっとコンビを組んできた戸崎圭太騎手。反撃があっても不思議ではありません。

 ☆は、プルパレイです。

 前走はファルコンSを完勝。能力の高い馬であることは明らかです。芝1600m戦も未勝利、1勝クラスのアスター賞で勝っていて、前走から1ハロンの距離延長もまったく問題ないでしょう。

 鞍上も過去5年で2勝、2着1回と、NHKマイルCとの相性がいいミルコ・デムーロ騎手。このレースで勝つ術を知り尽くしているジョッキーですから、軽視は禁物です。それでいて、そこまで人気は高くならないようですから、配当的な妙味も大きいのではないでしょうか。

 △は2頭。まずは、ソネットフレーズです。

 キャリア2戦ながら、前走はGIIデイリー杯2歳Sで2着と好走。ラストの伸びやかな走りからは、底知れぬ能力を感じました。後続に3馬身半差をつけて圧勝した新馬戦の強さも、とても印象に残っています。

 唯一の懸念は、これが今年初戦、ということ。過去10年の結果を見ても、前年のレースから"ぶっつけ"で挑んできた馬が馬券圏内(3着以内)に入った例がないゆえ、気になるところです。

 とはいえ、潜在能力が高いのは間違いありませんし、鞍上は今年も関東リーディング1位と好調な横山武史騎手。何か起こりそうな予感もあって、一発の可能性を秘める同馬を押さえておきたいと思いました。

 もう1頭の△は、キングエルメスです。

 ジャングロ、オタルエバーなど前に行きたい馬が何頭かいるなかで、残り目がありそうなのはこの馬かな、と見ています。GII京王杯2歳Sでも好位2番手から快勝し、舞台適性もあります。

 初のマイル戦となった前走のGIIIアーリントンCでも3着と奮闘。有力馬の多くが中団、あるいは後方からレースを進めるなか、同馬の粘り込みに期待したいです。

 今回、私が印を打ったのは、以上の6頭。みなさん、すでにお気づきかと思いますが、1、2番人気が予想される「2強」、セリフォスとダノンスコーピオンは消しました。

 セリフォスは昨年末のGI朝日杯フューチュリティSからの直行。この異例のローテーションが不安材料となりました。△のソネットフレーズとは違って、上位人気が予想されますから、その点も踏まえて消しとしました。

 一方のダノンスコーピオンは、これまでの5戦中4戦で馬券に絡んでいますが(3勝、3着1回)、その4戦はすべて阪神のレースでした。翻(ひるがえ)って、着外となった一戦は東京が舞台のGIII共同通信杯(7着)。その実績を鑑みて、評価を落とすことにしました。実は左回りが苦手、ということもしれないですし。

 馬券は、本命インダストリアを軸にして、印をつけた馬への馬単5頭流し(5点)。それと、インダストリアを1頭軸にした3連複5頭流し(10点)で勝負したいと思っています。

 先週の天皇賞・春こそ、1、2番人気が馬券に絡みましたが、この春のGIシリーズは大荒れ。NHKマイルCでは再び波乱が起こると踏んでの大勝負です!

Profile
ほのか
1996年3月23日生まれ、神奈川県出身
「可愛すぎるビールの売り子」として芸能界デビュー
ネットを中心に話題となり、現在はバラエティ番組や
グラビアなどを中心に幅広く活躍中
◆公式Twitter  ◆公式Instagram

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