好配当が見込めるフローラSは過去データから浮上する4頭に期待。GI6連戦の資金調達チャンス (2ページ目)

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君子蘭賞を快勝してフローラSに挑むヴァンルーラー君子蘭賞を快勝してフローラSに挑むヴァンルーラーこの記事に関連する写真を見る ヴァンルーラーは、君子蘭賞を逃げ切り勝ち。シンシアウィッシュは勝ち馬には及ばなかったものの、好位からメンバー最速の上がりを繰り出して2着に入った。下馬評からするといずれも人気薄だが、過去の例を踏まえれば、2頭とも軽視するのは禁物である。

 臨戦過程で言うと、前走で未勝利戦を勝ち上がったばかりの馬も意外と侮れない。実はこのパターンによる好走例も、フローラSではしばしば見られるのだ。

 2013年に1番人気で勝利したデニムアンドルビー、同9番人気で3着と善戦したブリュネット、2018年に13番人気で2着に突っ込んできたパイオニアバイオ、2020年に5番人気で3着と好走したフアナらがいい例となる。

 そこで、今年のメンバーを見渡してみると、前走で未勝利戦を勝ち上がってきた馬が1頭だけいた。ゴールデンアワー(牝3歳)である。

 同馬は昨秋の2歳新馬(9月20日/中山・芝2000m)にデビューして3着と健闘した。だが、そこからなかなか勝ち上がれず、5戦目となる前走の3歳未勝利戦(4月10日/中山・芝2000m)でついに勝ち星を挙げた。

 スタートで出遅れたものの、向正面から一気に進出。3コーナーでは2番手に浮上し、そのまま直線に入って内から鋭く伸びて快勝した。

 過去例で挙げたパイオニアバイオも8戦目の未勝利戦を制して、続くフローラSで大穴をあけている。前走で息の長い脚を見せたゴールデンアワーも同様に、豊富なレース経験を生かして大駆けを果たしてもおかしくない。

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