スプリングSで馬券に絡む馬には必須条件がひとつある。それをクリアした5頭が狙い目

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  • photo by Sankei Visual

 GI皐月賞(4月17日/中山・芝2000m)のトライアル、GIIスプリングS(中山・芝1800m)が3月20日に行なわれる。

 過去10年の結果を振り返ってみると、1番人気は2勝、2着5回、3着2回と、馬券圏内(3着以内)に入らなかったのは、わずか1回。軸馬としては、かなり信頼の置ける存在と言える。

 しかしその一方で、6番人気の伏兵も頻繁に馬券に絡んでおり、3連単ではしばしば好配当が生まれている。3年前の2019年には1番人気のファンタジストが2着に入るも、10番人気のエメラルファイトが金星を挙げ、7番人気のディキシーナイトが3着となって、3連単は23万5870円という高配当をつけた。

 はたして、今年はどうなるのか。安定した結果を残している1番人気が強さを発揮して堅い決着で収まるのか。それとも、思わぬ穴馬が激走を果たして波乱となるのか。過去10年の結果を参考にして、今年のレースで上位争いを演じそうな馬をあぶり出してみたい。

 そうして過去10年の結果を分析したところ、馬券に絡んだ30頭には共通した条件がひとつあることがわかった。それは、すべての馬がどんなカテゴリーのレースにせよ、前走で掲示板(5着以内)に載っていたことだ。

 つまり、前走で掲示板を逃した馬はすべて、馬券対象から外したい。グランドライン(牡3歳)、サトノヘリオス(牡3歳)、トーセンヴァンノ(牡3歳)、ドーブネ(牡3歳)らである。

 加えて言えば、掲示板入りを遂げても5着だった馬は、過去に一度も馬券に絡んでいない。そうなると、前走のGIII共同通信杯(2月13日/東京・芝1800m)5着のアサヒ(牡3歳)も消し、となる。

 続いて、前走で未勝利戦を勝ち上がったばかりの馬についても評価を落としたい。

 同様の臨戦過程で馬券に絡んだ馬は過去に1頭だけいる。昨年のレースで3着に入ったボーデンである。ただし、同馬は前走の未勝利戦で6馬身差の圧勝劇を披露し、ここでは断然の1番人気に推された良血馬だった。

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