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中山記念は例年より小粒なメンバー構成。穴党記者が推す「大穴」2頭が高配当を演出か (2ページ目)

  • 土屋真光●文 text by Tsuchiya Masamitsu
  • photo by Yasuo Ito/AFLO

中山記念での大駆けが期待されるウインイクシード中山記念での大駆けが期待されるウインイクシードこの記事に関連する写真を見る そうした状況にあって、坂本記者が高配当の使者として期待するのは中山巧者のベテラン、ウインイクシード(牡8歳)だ。

「過去の勝ち馬を見ても、舞台適性の高さは大きな要素です。そして、ウインイクシードも中山では2勝、2着4回、3着3回、着外5回と好成績を残しており、その相性のよさは無視できません。

 前走の中山金杯(1月5日)は6着に敗れましたが、それは8枠16番という外枠発走が響いたもの。道中は終始外、外を回されて、かなり脚を使わされました。その結果、直線では外から差し込む形を作りつつも、最後は脚があがってしまいました。"たられば"を言ったらきりがありませんが、外枠発走でロスが多い競馬になったことが悔やまれます」

 ウインイクシードは昨年の中山記念でも7番人気ながら3着と健闘している。リピーターが多い過去の結果を踏まえれば、なおさら軽視は禁物だ。

「陣営によれば、前走は『脚元の関係でいくぶん急仕上げ気味だった』とのこと。そこから放牧を挟んだ今回のほうが、明らかに順調にきています。鞍上もこの馬を手の内に入れている松岡正海騎手。同馬に気を抜かせることなく、仕掛けどころのポイントも熟知しているので、混戦模様の一戦で上位に割って入るチャンスは大いにあると見ています」

 坂本記者はもう1頭、展開面から一発の可能性を秘める伏兵に期待を寄せる。

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