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山本昌は今年の有馬は「2強で堅い」と見つつ、タイトルホルダーも「軸の1頭になる」

  • 浅田真樹●取材・構成 text by Asada Masaki
  • photo by Sankei Visual

球界のレジェンドである山本昌氏(元中日)だが、今年の日本ダービーを制したシャフリヤールの一口馬主でもあるように、競馬通としても知られる。今回はそんな山本氏に「年末のグランプリ」有馬記念の予想をしてもらった――。

 今年の有馬記念をひと言で言うなら、「堅いな」ということになるでしょう。クロノジェネシスとエフフォーリアの2頭が相当強いのは誰もがわかっていること。間違いなく、「2強」のレースです。

 クロノジェネシスは凱旋門賞のあと、順調にきているかどうかを見極める必要はありますが、グランプリ実績は十分にある。エフフォーリアにしても2500mの距離がどうかという不安はあるものの、中山では非常に強い。

 どちらが一番人気になるのか、正直わかりません。

エフフォーリア(写真)とクロノジェネシスの「2強で堅い」という山本昌氏エフフォーリア(写真)とクロノジェネシスの「2強で堅い」という山本昌氏この記事に関連する写真を見る この秋のGIはグランアレグリア、コントレイルと、強い馬が引退レースを勝って終わる流れが続いているので、ここもクロノジェネシスかな、とも思いますし、一方で、3歳馬のエフフォーリアのほうが伸びしろはあるかも、とも思いますし。実際、3歳馬が4頭も出走することを思えば、やっぱり今年の3歳はレベルが高いのかな、と感じますからね。

 オッズがどうなるかはわかりませんが、この2頭の馬連を買うなら、どちらかの単勝を買ったほうが配当的にオイシイ、ということがあるかもしれません。時には、見て楽しむレースというのがあります。それくらい、今年の有馬記念は堅いレースだと思っています。

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