チャンピオンズCの頭はソダシ。それでも上昇気流に乗る伏兵2頭が高配当を運んでくる (3ページ目)

  • 土屋真光●文 text by Tsuchiya Masamitsu
  • photo by Sankei Visual

前哨戦のひとつ、みやこSを快勝したメイショウハリオ前哨戦のひとつ、みやこSを快勝したメイショウハリオこの記事に関連する写真を見るメイショウハリオ(牡4歳)です。脚抜きのいい馬場であれば、オーヴェルニュ(牡5歳)が面白い存在になるかなと思っていましたが、週中から週末にかけての天気は晴れ予報。乾燥度高めで、ある程度力の要る馬場になりそうなので、良馬場だったここ4走で2勝、2着2回と結果を出している、この馬の出番がありそう。

 重賞初挑戦となった前走のGIIIみやこS(11月7日/阪神・ダート1800m)を快勝。時計やラップだけを見ると強調材料は乏しいのですが、馬込みやキックバックで我慢がきいて、大きなストライドを駆使して手応え以上のしぶとさを発揮します。追い比べになれば、味の出るタイプと言えるでしょう。

 1週前のフォトパドックでの毛づやのよさ、気合が乗って力感十分の最終追い切りを見ても、状態はますます上がっています。今の充実ぶりなら、アッと言わせるシーンを生み出してもおかしくありません」

 ソダシの参戦で例年以上に注目度が増しているチャンピオンズC。はたして、白毛のアイドルホースが新たな伝説を作るのか。それとも、人気薄の伏兵が激走して波乱を起こすのか。この一戦もまた、見逃せないレースであることは間違いない。

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