2021.09.20

セントライト記念で高配当を狙うなら、地力を秘めた前に行く2頭がオススメ

  • 土屋真光●文 text by Tsuchiya Masamitsu
  • photo by Sankei Visual

 GI菊花賞(10月24日/阪神・芝3000m)の前哨戦、GIIセントライト記念(中山・芝2200m)が9月20日に行なわれる。

 春の実績馬と夏の上がり馬が激突する一戦となるが、過去10年で1番人気は4勝、2着3回、3着1回と信頼度はかなり高い。ただ一方で、人気薄馬の台頭も頻繁に見られ、1番人気が馬券に絡んでも3連単では好配当がよく生まれている。実際、1番人気が勝った一昨年は5万8690円、2012年には13万7500円というオイシイ配当がついている。

 レースの傾向については、スポーツ報知の坂本達洋記者がこう語る。

「上位争いを演じるのは、クラシック路線の王道を歩んできた組が主流と言えるでしょう。過去10年の結果を見ても、前走がGI日本ダービー(東京・芝2400m)だった馬が7勝していますから」

 そうなると、今年はGI皐月賞(4月18日/中山・芝2000m)2着、ダービー(5月30日)6着のタイトルホルダー(牡3歳)が中心ということか。坂本記者が続ける。

「確かにタイトルホルダーが有力視されるのは間違いないでしょうが、今年は皐月賞、ダービーと戦ってきた組同士では、すでに勝負づけが済んでいるように思います。ならば今年は、この夏にようやく頭角を現してきた"上がり馬"にもつけ入る隙があると見ています。

 昨年の覇者バビットも、春のクラシックは未出走。未勝利からの3連勝でGIIIラジオNIKKEI賞(福島・芝1800m)を制覇し、その勢いのままこのトライアル戦でも快勝しました。

 また、4年前の勝ち馬ミッキースワローも、春はダービーの前哨戦となるGII京都新聞杯(京都・芝2200m)で5着とパッとしませんでしたが、もともと陣営が素質を高く評価していた馬で、夏場はじっくりと成長をうながしていました。それが、秋に開花したことを覚えています。

 要するに、春のクラシックには間に合わなかったものの、もともと高い能力を秘めていて、夏場に成長が見られた馬が狙い目。伏兵は別路線組にいる、と見ていいでしょう」