2021.09.03

小倉2歳Sの最有力2頭。コース実績がある血統で連対も期待できる

  • 平出貴昭●文 text by Hiraide Takaaki
  • photo by Sankei Visual

 9月5日、小倉競馬場でGⅢ小倉2歳S(芝1200m)が行なわれる。

 近年の勝ち馬では、2016年のレーヌミノルが桜花賞を勝利。昨年のメイケイエールはGⅢファンタジーS、GⅡチューリップ賞を勝利。2017年のアサクサゲンキは8月28日のJGⅢ小倉サマージャンプを勝利と、その後も活躍を続ける馬が多い。さらに遡ると、2006年のアストンマーチャンはスプリンターズS、2003年のメイショウボーラーはフェブラリーSの勝ち馬となっており、出世馬が出ることが多いレースと言えるだろう。

 今年も将来有望な若駒が揃ったが、中でも最有力視されそうなのがショウナンマッハ(牡2歳/栗東・茶木太樹厩舎)だ。

7月4日の新馬戦を勝利したショウナンマッハ7月4日の新馬戦を勝利したショウナンマッハ この記事に関連する写真を見る  同馬は7月4日の新馬戦(小倉/芝1200m)で勝ち上がり。好スタートからスッとハナを奪って33秒7のハイラップを刻み、直線に入ってからリードを広げ、楽な手応えのまま3馬身差の逃げ切りという圧巻のレースを見せた。1分08秒6のタイムは今年に9戦行なわれた小倉芝1200m新馬戦の中で最速タイム。余力を残したままそれを出しているため、勝ちタイム以上の評価を与えられる強さの持ち主と言えるだろう。

 血統は、父がGⅠ高松宮記念(中京/芝1200m)を勝ったショウナンカンプ。ショウナンカンプ産駒はこの小倉芝1200mでこれといった実績はないが、その父サクラバクシンオーはGⅠスプリンターズSを連覇した名スプリンターだ。サクラバクシンオーの産駒はマルブツイースターが2007年にこの小倉2歳Sを勝利し、3頭の2着馬、2頭の3着馬を出している。

 さらに、過去35年の「2歳夏の小倉芝1200m・種牡馬別成績」を調べると、サクラバクシンオーは25勝でトップ。以下、タイキシャトル23勝、ダイワメジャー16勝と続いている。「サクラバクシンオーの血は2歳夏の小倉芝1200mに強い」と言って間違いないようだ。