宝塚記念で堤礼実アナが応援したい馬は?「一戦ごとにどんどん力をつけている」 (2ページ目)
さて、少し前の話になりますが、桜花賞馬ソダシがGIオークスで初の黒星を喫しました。断然の1番人気に推されながら、最後の直線で失速して8着。鮮やかな白毛馬が再びトップでゴール板を駆け抜けていく姿を想像していたので、馬群に沈んでいくシーンを見た時は少なからずショックを受けました。
昨年のデアリングタクトに続く、無敗の二冠達成がかかっていただけに、鞍上の吉田隼人騎手もいろいろなプレッシャーを抱えての騎乗だったと思います。その分、負けてしまった悔しさも、相当なものだったのではないでしょうか。
私自身、白毛馬として世界初のGI馬となったソダシにはすごく注目していましたし、"無敗の白毛馬"をもっと見ていたかった。負けてしまったことには、残念な気持ちでいっぱいです。
とはいえ、ソダシにとっても、吉田隼人騎手にとっても、これですべてが終わったわけではありません。オークスで敗れたことを通して、きっと新たな発見や、次に向けての課題も見えてきたと思います。
そう考えれば、ソダシという馬がさらなるスターホースになっていくためには必要な負けだったのではないか。そんなふうに思えてきます。この悔しさが次につながってくれたら、そう強く願っています。
次走の予定はまだ決まっていないようですが、走っているだけで圧倒的に華がある馬ですからね。どこを目標にするにしても、引き続き、注目していきたいと思います。
6月27日には上半期の競馬シーンを締めくくるグランプリレース、GI宝塚記念が行なわれます。
人気を集めるのは、クロノジェネシスで間違いないでしょう。昨年のこのレースでは、2着に6馬身差をつけての圧勝。年末の有馬記念も快勝し、改めてその強さを証明しました。
2 / 3