2021.05.13

ヴィクトリアマイルで注目の2頭はレースと好相性の血統で安定の走り

  • 平出貴昭●文 text by Hiraide Takaaki
  • photo by Sankei Visual

 5月16日、東京競馬場でGⅠヴィクトリアマイル(芝1600m)が行なわれる。

 このレースは今年で16回目と、比較的歴史の浅いGⅠレースだが、ウオッカ、ブエナビスタ、アパパネ、そして昨年のアーモンドアイなど数々の名牝が勝利。特に直近2年は、2019年はノームコアがJRAレコードタイムを樹立、昨年はアーモンドアイが4馬身差の圧勝と印象的なレースが続いている。

 先週のGⅠNHKマイルCでも、シュネルマイスターとソングラインのハナ差の大接戦。この"東京マイル"は名勝負が生まれやすい舞台と言えるだろう。

 先週のNHKマイルCの記事では、「過去約15年における東京/芝1600m重賞の種牡馬別成績」を基に検証を行なったが、今回はそれを牝馬のデータに絞って予想を進めよう。キングカメハメハ、ダイワメジャー、ディープインパクトなどの種牡馬データが漏れなく入ってキリがいるため15年にしているが、牝馬だけに限定すると重賞だけではサンプル数が少ないので、対象は全レースに広げる。

 トップは375戦で56勝(勝率14.9%)を挙げるディープインパクトでダントツ。だが、2位のダイワメジャーも186戦26勝(勝率14.0%)となかなかの好成績だ。牡馬とセン馬の成績が214戦19勝(勝率8.9%)なので、牝馬が特に好成績を挙げているのがわかる。

 ダイワメジャー産駒はシゲルピンクダイヤ(牝4歳/栗東・渡辺薫彦厩舎)とレシステンシア(牝4歳/栗東・松下武士厩舎)の2頭が出走予定だが、2頭のうちではレシステンシアが有力だ。

2月の阪急杯で重賞3勝目を挙げたレシステンシア2月の阪急杯で重賞3勝目を挙げたレシステンシア  同馬は2019年のGⅠ阪神ジュベナイルフィリーズ(阪神/芝1600m)勝ち馬。そのあとはGⅠレースこそ勝てていないが、今年のGⅢ阪急杯(阪神/芝1400m)を制し、GⅠでは桜花賞(阪神/芝1600m)、NHKマイルC、そして前走の高松宮記念(中京/芝1200m)で2着と、安定した走りを続けている。