桜花賞で一発狙うソングライン。「波乱を呼ぶ」池添騎手と強力タッグ (2ページ目)

  • 河合力●文 text by Kawai Chikara
  • photo by Sankei Visual

 紅梅Sのあとは、再び放牧へ。同馬の状態を考慮して、陣営は桜花賞への直行を決めた。

 その陣営のソングラインに対する評価はどれほどのものなのか。その点について厩舎スタッフから話を聞いてきた関東競馬専門紙のトラックマンはこう話す。

「デビュー戦のあと、しっかり休ませたのがよかったようですね。ソングラインはもともと体高が高く、スタッフによれば、デビュー戦では『体高のわりに、体が細い』印象だったようです。それが、『ひと息入れて、ちょうどいい体つきになった』とのこと。成長を促すための放牧が功を奏したのでしょう」

 デビュー戦の敗戦は、体つきがまだ幼かったこと、さらに外、外を回ったことも影響したという。しかし、その後の2戦は余裕たっぷりの勝ちっぷり。次なる大舞台に向けても、陣営の期待は大きいようだ。先述のトラックマンが続ける。

「デビュー当時は精神的にイライラする面もあったみたいですが、『今はかなり落ち着いて、気性面の成長も感じる』とスタッフ。桜花賞では池添謙一騎手と初コンビを組みますが、このレースを2勝しているジョッキーで、いずれも穴馬での大金星(2002年に13番人気のアローキャリーで、2017年には8番人気のレーヌミノルで勝利)。楽しみな人馬の組み合わせで、一発の可能性も......」

 桜花賞が重賞初挑戦となるソングラインだが、これまでのレースぶりからして素質の高さは確か。目覚ましい成長力を秘めていることを思えば、GIでも十分に戦えるはずだ。"波乱の桜花賞"の担い手となるジョッキーを相棒に迎えたとなれば、戴冠も夢ではない。

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