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堤礼実アナが振り返る初のトレセン取材。忘れられない恥ずかしいエピソード

  • スエイシナオヨシ●撮影 photo by Sueishi Naoyoshi

堤 礼実連載:『華麗なるウマ話』第12回

スポルティーバとフジテレビの競馬中継番組『みんなのKEIBA』とのコラボ企画、堤礼実アナウンサーの連載『華麗なるウマ話』。今回は、堤アナが初めてトレセンへ取材に行った時の話を聞いた――。

 まだ3月に入ったばかりですが、最近は暖かい日が増えてきました。

 寒さもピークをすぎたのでしょうか。お鍋が美味しい季節ももう終わりですね。私はスープに味噌やしょうゆで味付けされたものよりも、出汁だけでさっと煮て、野菜などの素材そのものの味を楽しむお鍋が好きです。

 ですから、ポン酢やごまダレなどのつけ汁も使いません。ごま油と塩だけでシンプルに食べる。これが最高なんです。

 私はごま油とオリーブオイルが大好きで、この2つがあれば何でも美味しく食べられる。豆腐やサラダにも、しょうゆやドレッシングを使用しないで、オリーブオイルと塩。これが大好きなんです。

 この1年、コロナ禍に見舞われながらも、競馬は休むことなく開催されています。おかげで、私たちはいくつもの名勝負を楽しませてもらっていますが、騎手や調教師の方たちに直接会って取材することは、いまだ叶わない状況にあります。仕方のないことですが、競馬番組を担当している身として、その点で寂しさを感じることはありますね。

 私が初めて美浦トレセンへ取材に行ったのは、2017年のこと。当時担当していた『馬好王国~UmazuKingdom~』の中でクイズ企画があり、その出題VTRを撮影しに行ったのが最初でした。

 出題テーマごとに、何人かの騎手や調教師の方たちにお話をうかがったり、追い切りを見せてもらったり。あれこれと貴重な経験をさせてもらったのですが、競馬初心者の私にとって、初めて足を踏み入れたトレセンは、とにかく驚くことばかりでした。

 大きな音を立ててはいけないなど、今にして思えば当たり前のことですが、当時の私はそんなことにも驚いていました。

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