2020.12.03

チャンピオンズCはクリソベリルが軸。穴馬に芝でも好走した実力馬を推す

  • 平出貴昭●文 text by Hiraide Takaaki
  • photo by AFLO

 12月6日、中京競馬場でGⅠチャンピオンズC(ダート1800m)が行なわれる。

 このレースは2000年に創設された比較的に歴史の浅いGⅠレースで、今回が21回目。何度か条件変更されており、中京ダート1800mで行なわれるのは7回目となる。そんな今年のチャンピオンズCでは、クリソベリル(牡4歳/栗東・音無秀孝厩舎)が圧倒的な人気を集めそうだ。


2連勝でチャンピオンズCに臨むクリソベリル 同馬はこれまで9戦8勝で、敗れたのはサウジアラビアに遠征したGⅠサウジC(ダート1800m)の7着だけ。国内では8戦無敗を誇っている。今年はサウジCのあと、6月の地方交流GⅠ帝王賞(大井/ダート2000m)を2馬身差、前走の地方交流GⅠJBCクラシック(大井/ダート2000m)を2馬身半差と、圧倒的な内容で連勝した。

 昨年のチャンピオンズCの勝ち馬でもあるが、10頭いるゴールドアリュール産駒のGⅠ/地方交流GⅠ馬で、3歳時と4歳以降にGⅠ/地方交流GⅠを勝っているのはクリソベリルのみ。ゴールドアリュール産駒は4、5歳でピークを迎え、8歳くらいまで高い能力を保持するタイプが多いが、クリソベリルは3歳時に地方交流GⅠジャパンダートダービー(大井/ダート2000m)とチャンピオンズCを制し、4歳時も地方交流GⅠを2勝。成長力溢れるゴールドアリュール産駒の中で、早熟性を兼ね備えたこれまでにないタイプなのだ。

 3歳時からビッグレースを制したことで、成長力を懸念する見方もあるだろう。全兄クリソライトも3歳時にジャパンダートダービーを制したあと、4歳以降はGⅠ/地方交流GⅠで勝てなかった。それでも、コパノリッキー、ホッコータルマエ、ケイティブレイブといった強豪を相手に、4歳時のJBCクラシックや7歳時の帝王賞でも2着に入るなど長くGⅠ級の力を保った。母系の血統からも、今後の成長を期待できそうだ。