2020.10.04

スプリンターズSは穴党記者の出番。
今の中山の馬場に合う3頭で大勝負

  • 土屋真光●文 Tsuchiya Masamitsu
  • photo by Eiichi Yamane/AFLO

 いよいよ秋のGIシリーズがスタートする。その幕開けを告げるのは"電撃の6ハロン戦"GIスプリンターズS(10月4日/中山・芝1200m)だ。

 今年は、昨年の勝ち馬タワーオブロンドンこそ不在だが、昨年の2着馬で、春のGI高松宮記念(3月29日/中京・芝1200m)を制したモズスーパーフレア(牝5歳)や、高松宮記念の2着馬で、GI安田記念(6月7日/東京・芝1600m)で現役最強馬アーモンドアイを蹴散らしたグランアレグリア(牝4歳)など、好メンバーが集結。非常に見応えのあるレースとなりそうだ。

 過去10年の結果を振り返ってみると、1番人気は4勝、2着1回、3着1回、着外4回。悪くはないものの、絶対視できるほどの良績は挙げていない。そのため、3連単では10万円を超える高配当が6回も出ている。秋のGIシリーズの中でも、穴党垂涎のレースと言え、中日スポーツの大野英樹記者もこう語る。

「昨年は、1着2番人気、2着3番人気、3着1番人気という手堅い決着となりましたが、過去10年を見れば、1番人気の半数が連から消えている戦い。2014年にはハクサンムーン(13着)が、2016年にはビッグアーサー(12着)がふた桁着順に沈んでいます。そうした傾向からして、今年も波乱が起こる可能性は大いにあります」

 では、どういった馬が波乱の立役者となるのか。日刊スポーツの木南友輔記者はこんな見解を示す。

「この秋の中山は、異常に時計がかかっています。その馬場状態をどの馬が味方につけるのか。そこを読み切ることが、重要なポイントとなります」

 そこで、木南記者はライトオンキュー(牡5歳)を推奨馬に挙げた。

「昨夏のGIIIキーンランドC(札幌・芝1200m)で、4着に追い込んできた脚が強烈でした。あそこで『(この馬を)GIで見たい』と思いましたね。