エプソムC、穴党記者が推す「東京巧者」4頭で日頃のうっ憤を晴らせ (4ページ目)

  • 土屋真光●文 text by Tsuchiya Masamitsu
  • photo by Yasuo Ito/AFLO

シャドウディーヴァ(牝4歳)です。前走のGIヴィクトリアマイル(5月17日/東京・芝1600m)は10着に敗れましたが、3コーナーでスムーズさを欠いたことが響きました。高速決着のマイル戦というのも、本質的には不向きだったのでしょう。最後は上がり33秒4という、力強い末脚を見せているように、条件や展開がかみ合えば、ここでもやれる力はあります。

 東京コースは、8戦1勝、2着4回、3着1回、着外2回と連対率は6割を超えており、もともと得意なコース。2、3歳時には2000m戦を主戦場としてきただけに、距離が延びるのもプラスに働くでしょう。

 未勝利戦を勝った時や、GI秋華賞(京都・芝2000m)で4着と善戦した時は、やや重の馬場。ある程度の渋った馬場なら、問題なく対応できる点も心強い限りです。うまくスタートを切って、中団ぐらいでリズムよく運べるようなら、好勝負できると踏んでいます」

 コロナ禍にあって、梅雨入りとは......気分が重くなるばかりだが、ビッグな馬券をゲットして、そうした状況から一瞬だけでも開放されたいところ。そんなささやかな夢を叶えてくれる馬が、ここに挙げた4頭の中にいてもおかしくない。

4 / 4

関連記事

キーワード

このページのトップに戻る