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高松宮記念は能力ある「3強」が中心。
一角崩しなら勢いある4歳牝馬 (4ページ目)

  • 大西直宏●解説 analysis by Onishi Naohiro


展開次第で大駆けが期待できるアウィルアウェイ展開次第で大駆けが期待できるアウィルアウェイ シルクロードSは、極端な追い込み決着になりましたが、そうした展開のなか、馬群の真ん中から鮮やかに突き抜けてきたのが、アウィルアウェイでした。近況の好調ぶりも含めて、この鋭い末脚があれば、流れひとつで、有力馬相手にも太刀打ちできるのではないか、という期待を持っています。

 3歳の夏までは気難しい面があったりして、「早熟ではないか」と囁かれることもあったようですが、休養を経て秋に復帰してからは、レースぶりが明らかに変わりました。

 中京コースでは、昨夏のGIII CBC賞(芝1200m)で8着に敗れていますが、当時とは明らかに馬が変わっています。同レースでは不良馬場の影響もあって、今回も週末の天気が気になるところですが、舞台への不安は一切ありません。

 今回、前走で騎乗した川田騎手や、昨秋にコンビを組んでいた北村友一騎手が乗れないことがわかっていたので、早々に松山弘平騎手との新コンビは発表されていました。松山騎手は今年、すでに重賞4勝と絶好調です。

 能力の高い相手に立ち向かうなら、こういった人馬の勢いというのも大きなポイント。一発あっても、おかしくありません。

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