好メンバーが集結した大阪杯。
人気の盲点となる3頭で花見を豪勢に! (4ページ目)
2015年に6番人気で3着となったエアソミュールも、3走前にGII毎日王冠(東京・芝1800m)を勝つと、その後も2走続けてGII戦で3着と健闘。安定した走りを見せていながら、GI馬が数多く参戦するなか、完全に伏兵視されてしまった。
これらと同様のタイプ、要するに、直前の重賞やオープン特別で好走を繰り返しているものの、GI実績などから、ここでは人気を落としそうな馬は侮れないということ。今年はこうしたタイプも多く、エアウィンザー(牡5歳)、スティッフェリオ(牡5歳)、ステイフーリッシュ(牡4歳)あたりがそれに当てはまる。
ただ、スティッフェリオは重賞連勝とはいえ、ローカルでのGIII。過去には見当たらないケースゆえ、ここでは外したい。
残るはエアウィンザーとステイフーリッシュだが、高配当狙いに徹するなら、ステイフーリッシュか。
同馬は、昨年末のGIIIチャレンジC(12月1日/阪神・芝2000m)で3着となったあと、年明けのGIII中山金杯(1月5日/中山・芝2000m)、続くGII京都記念(2月10日/京都・芝2200m)と立て続けに2着。着実にステップアップを重ねて、ここでも好走が見込めるが、今回のメンバーの中ではさすがに"格落ち"の存在で、人気急落は必至だ。
だが、過去の例からして、穴党にとっては、無視できない1頭。馬券圏内に絡む大駆けを期待したい。
古馬中距離路線の「春の王者決定戦」。実力拮抗のレースゆえ、オイシイ配当を手にするには、人気の盲点となる馬を見つけ出せるかどうか。ここに挙げた3頭は、間違いなくその候補と言える。
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