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共同通信杯、穴党記者が打倒・
2歳王者の刺客に挙げる「意外な2頭」 (3ページ目)

  • 土屋真光●文 text by Tsuchiya Masamitsu
  • photo by Yasuo Ito/AFLO

 一方、太田記者は、昨年末の新馬戦(12月2日/中京・芝1400m)を勝ち上がったばかりのフォッサマグナ(牡3歳)に目をつける。

「引く手あまたのクリストフ・ルメール騎手が引き続き騎乗するというのは、その素質を見込んでのことでしょう。実際、ルメール騎手に話を聞くと『(フォッサマグナは)能力がありそう。とても乗りやすい。いい競馬センス。1800mもいけそう』と評価していました。

 デビュー戦では、逃げた馬が2着、2番手の馬が3着と前残りの展開となったなかで、フォッサマグナは出遅れ。後方からの競馬を強いられるも、直線大外から強襲し、33秒7という最速の上がりをマークして一気に突き抜けました。

 1分21秒7という勝ちタイムも優秀ですし、同レース2着馬が先週のきさらぎ賞で3着と好走しました。3、4着馬も次戦で勝ち上がっていますから、レース全体のレベルも高かったと言えます。そこで、後続に2馬身半差をつける完勝を収めたのですから、かなり評価できると思います。未知の部分は多いですが、その分、今回が"買い時"と言えるかもしれません」

 年明けの3歳重賞戦線は、GIIIシンザン記念、京成杯、そしてきさらぎ賞と、波乱の連続となっている。はたして、不動の2歳王者アドマイヤマーズが出走する共同通信杯でもその流れは続くのか。"穴党"であれば、ここに挙げた2頭の中から勝負してみるのも悪くはない。

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