ダービー馬レイデオロの弟、
ソルドラードは「兄よりプラス」な面がある
厳選!2歳馬情報局(2018年版)
第6回:ソルドラード
競馬界において、最高の栄誉と言えるのは"ダービー馬"になること。ゆえに、このGI日本ダービー(東京・芝2400m)を勝った馬の弟や妹となれば、ファンやメディアはその動向に大きな関心を寄せる。
今年の2歳馬にも「ダービー馬の弟」として注目を集めている馬がいる。美浦トレセン(茨城県)の藤沢和雄厩舎に所属するソルドラード(牡2歳/父ロードカナロア)である。
昨年のダービーを制したレイデオロの半弟ソルドラード 同馬のふたつ上の兄が、昨年のダービー馬であるレイデオロ(牡4歳/父キングカメハメハ)。デビューから3連勝でGIIホープフルS(中山・芝2000m)を制し、4戦目のGI皐月賞(中山・芝2000m)こそ5着に敗れたものの、続くダービーでは見事に栄冠を手にした。
ダービーでは、スタート直後は後方の位置につけたが、スローペースと見るや、向こう正面で一気に2番手まで進出。そのまま直線を迎えて早めに先頭に立つと、後続の追撃を難なく振り切って圧巻の強さを見せた。
ちなみに、ソルドラードのひとつ上の兄となるレイエンダ(牡3歳/父キングカメハメハ)も、才能の一端を見せている。昨年の7月にデビューし、持ったまま初陣を飾った。
そしてその直後、骨折が判明して長期休養を余儀なくされたが、今年5月に復帰。およそ10カ月ぶりの競馬となったものの、上がり33秒6の豪脚を繰り出して快勝。2連勝を決めて、その素質の高さを改めて証明した。
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