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エプソムCに「GIの負けを取り戻せる、
ありがたい3頭」が出走する (2ページ目)

  • text by Sportiva
  • photo by Sports Nippon/Getty Images

 マイネルスターリーも、2年前(2010年)にGIII函館記念(函館・芝2000m)を勝利。翌2011年にもオープン特別を勝っていたが、その後は低迷の一途をたどっていた。ふた桁着順が続くなど、完全に精彩を欠いていて、とても人気を得られるような気配になかった。

 ところが、この2頭はエプソムCで久しぶりに奮起。波乱の立役者となった。

 こうした、もともと力のある馬が不振に陥って、エプソンCで突然激走するパターンは、他の年にも何度か見られている。たとえば、重賞は未勝利ながら、2、3着の好走実績が多数あるキャプテンベガが、不振続きで人気を落とした2010年に9番人気で3着と善戦している。さらに、重賞を2勝していて、GI戦線でも活躍していたダークシャドウも、長く低迷していた2014年に8番人気で3着に入っている。

 今年のメンバーを見渡してみると、近走は振るわないものの、例に挙げた過去の穴馬と同様の結果が見込めそうな馬が何頭もいる。なかでも、重賞勝ちがあって、一発の可能性を秘めているのは、アデイインザライフ(牡7歳)とブラックスピネル(牡5歳)だ。

エプソムCに臨むアデイインザライフエプソムCに臨むアデイインザライフ どちらも甲乙つけ難い存在だが、過去の激走馬は皆、7、8歳の高齢馬ばかり。ゆえにここでは、アデイインザライフを推したい。

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