穴党記者からビッグなお年玉。中山金杯でこそ狙える「めでたい4頭」 (4ページ目)
デイリー馬三郎の吉田順一記者は、中山の馬場状態や予想される展開を鑑(かんが)みて、まずはこの舞台で適性がありそうな血統について分析する。
「新年の中山競馬場は、仮柵を設けたCコースを使用して絶好の馬場状態で行なわれるため、先行馬と内枠が基本的に有利に映ります。ただ、それをジョッキーが意識してペースが速くなるためか、追い込み馬が台頭しやすいのも確か。年齢とともに甘さが目につくマイネルミラノが57kgを背負うことを踏まえれば、勝負どころから動きのある競馬になりそう。
また、一瞬の脚よりも長く脚を使えることが求められる近年は、キングカメハメハやステイゴールド産駒が活躍しています。昨年のリーディングサイヤーであるディープインパクト産駒は、中山・芝2000m自体は好成績を残していますが、流れがシビアになる中山金杯では苦戦しています。その辺は頭に入れておくといいかもしれません」
吉田記者が言うとおり、これまで中山金杯にはディープインパクト産駒が延べ5頭出走して未勝利。3着1回、着外4回と振るわない。
対して、キングカメハメハ産駒は延べ7頭が出走して2勝、3着1回、着外4回、ステイゴールド産駒は延べ11頭が出走して2勝、3着1回、着外8回と結果を出している。
しかし、吉田記者はそうした傾向にあえて反して、ディープインパクト産駒を穴馬として挙げる。
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