穴党記者からビッグなお年玉。中山金杯でこそ狙える「めでたい4頭」 (2ページ目)

  • 土屋真光●文 text by Tsuchiya Masamitsu
  • photo by Sports Nippon/Getty Images

 松田記者は明け4歳世代のレベルの高さを認めるものの、4歳馬だからといって、すべての馬に飛びつくのは危険だと言う。

 同様に、スポーツ報知の坂本達洋記者も、有力視されている4歳馬でもダイワキャグニー(牡4歳)については懸念を示す。

「(ダイワキャグニーは)重賞を勝っていないにもかかわらず、ハンデが56kgというのは、やや荷が重い気がします。しかも、同馬をはじめ、マイネルミラノ(牡8歳)など強力な先行タイプがそろっていて、展開面から判断すると、前に行く馬よりも、差し、追い込み勢のほうに食指が動きます」

 そこで、松田記者は"大穴"としてアウトライアーズ(牡4歳)を推す。

「約半年ぶりの前走キャピタルS(11月25日/東京・芝1600m)は10着に敗れましたが、24kg増といかにも休み明けの馬体でした。レースでも無理することなく、後方から無難に大外を回ってくる競馬。それでいて、勝ち馬からコンマ9秒差なら、それほど悲観することはないと思っています。

 また、コース適性や気性面を考えれば、前回の東京よりも今回の小回り中山のほうが向いているはず。現に、3歳春のスプリングS(中山・芝1800m)では勝ったウインブライトから半馬身差の2着と好走しています。ここにきてメンタル面の成長も見せていますし、前走から1kg減となる斤量54kgで臨めるのも歓迎。一発に期待してみたいです」

2 / 5

厳選ピックアップ

キーワード

このページのトップに戻る