穴党記者からビッグなお年玉。中山金杯でこそ狙える「めでたい4頭」 (3ページ目)

  • 土屋真光●文 text by Tsuchiya Masamitsu
  • photo by Sports Nippon/Getty Images

 坂本記者は、同じく明け4歳の「セダブリランテス(牡4歳)が中心」としながらも、穴馬にはブラックバゴ(牡6歳)を挙げる。同馬は、中山・芝2000m戦では3戦1勝、2着1回、3着1回と好成績を残している。

中山金杯に向けて調整を重ねるブラックバゴ(右)中山金杯に向けて調整を重ねるブラックバゴ(右)「(ブラックバゴは)近走では追い込む形で結果を出していて、決め手勝負となれば、面白い存在です。特に、モデルチェンジに成功した3走前の五稜郭S(7月8日/函館・芝2000m)での追い込みは圧巻でした。斎藤誠調教師も、『あのレースで本物になってきた。精神的な落ち着きも出てきたので、力を出せるようになってきている』と、かなりの手応えを感じています。

 過去には、ホープフルS(3着)や京成杯(2着)といった同じ中山・芝2000mを舞台とした重賞でも好走しています。さらに今回は、変貌を遂げた五稜郭Sで手綱を取った岩田康誠騎手とのコンビが復活。年明け一発目の大仕事を期待したいです」

 ブラックバゴについては、松田記者も期待を寄せる。

「3角からまくるように進出して完勝した前走のアンドロメダS(11月18日/京都・芝2000m)が強かったですね。中山・芝2000mは3コーナーあたりからペースが上がる傾向が強く、立ち回りのうまさと長くいい脚を使える馬が好走しやすいコース形態。ブラックバゴが昨年勝った3勝も、中山、函館、京都内回りの2000mと器用さの生きる舞台ばかりですから、ここでも力を発揮してくれるのではないでしょうか」

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