ダービー2着。スワーヴリチャードの妹、
ルナステラはカイ食いがカギ

  • 河合力●文 text by Kawai Chikara

厳選! 新馬情報局(2018年版)
第32回:ルナステラ

 GI有馬記念(中山・芝2500m)で引退の花道を飾ったキタサンブラックをはじめ、2017年も多くの名馬が躍動した。年が変わって2018年も、スターホースによる名シーンが数多く見られることを期待したい。

 さて、クラシックを目指す3歳戦線では、注目の若駒が年明けデビューを迎える。栗東トレセン(滋賀県)の石坂正厩舎に所属するルナステラ(牝3歳/父ディープインパクト)である。

兄たちに続く活躍が期待されるルナステラ兄たちに続く活躍が期待されるルナステラ 彼女のひとつ上の兄は、昨年の3歳クラシックで主力を務めたスワーヴリチャード(牡4歳/父ハーツクライ)。年明けのGIII共同通信杯(東京・芝1800m)を勝つと、GI皐月賞(中山・芝2000m)は6着に終わったものの、GI日本ダービー(東京・芝2400m)では勝ったレイデオロに僅差の2着と奮闘した。

 秋になってからも、GIIアルゼンチン共和国杯(1着。東京・芝2500m)で強豪古馬を蹴散らし、年末の有馬記念ではキタサンブラックに次ぐ2番人気の支持を得た。結果は4着に終わったが、今年はGI戦線で主役を張る存在となっていくことだろう。

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