リバティハイツは国際派のキンカメ産駒。三度目の正直でついにデビュー (3ページ目)
デビューを前にしてリバティハイツの状態はよさそうだが、実はここにたどり着くまでには紆余曲折があったようだ。先述のトラックマンがその詳細を明かす。
「この夏に一度、入厩してレースを使うところまで来ていたのですが、直前の動きが今ひとつだったそうです。結果、夏のデビューは諦め、放牧に出す判断が下されました。その後、9月にも再入厩するのですが、そこでも物足りない動きを見せて、再び放牧に出されてしまいました。しかし今回は、『初めて順調にきた』とスタッフも明るい表情を見せています。デビューを焦らず、じっくり育ててきたことがプラスに働いたのではないでしょうか」
ここに来るまで2度もデビューが白紙になったリバティハイツ。逆に言えば、今回は陣営がその動きに満足し、デビューにふさわしい状態だと踏んでのことだろう。それだけ、仕上がり面に抜かりはなさそうだ。
国際色豊かな血統の持ち主は、見事初陣を飾ることができるのか。近い将来、世界にその名をとどろかせるような、圧巻の走りを見せてくれることを期待したい。
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