2017.12.10

リバティハイツは国際派のキンカメ産駒。
三度目の正直でついにデビュー

  • 河合力●文 text by Kawai Chikara
  • photo by Kyodo News

厳選! 2歳馬情報局(2017年版)
第29回:リバティハイツ

 世界でも名手とされるジョッキーが、短期免許を取得するなどして来日する機会が増え、近年の日本競馬はますます国際色豊かなものとなっている。

 無論、出走馬も同様である。海外で活躍した名馬が、種牡馬や繁殖牝馬として日本に入ってきて、世界でも注目されるような血統馬が日本で次々に誕生。そうした馬たちの動向を含め、日本のレースへの注目度は海外でも一段と増している。

 その世界的な血統馬が、日本で活躍した馬たちとのかけ合わせによって生まれた子となれば、日本の競馬ファンの関心も高まり、同馬への期待は一層膨らむ。まもなくデビューする2歳馬の中にも、そんな血統背景により、多くのファンが熱視線を送っている馬がいる。

 栗東トレセン(滋賀県)の高野友和厩舎に所属するリバティハイツ(牝2歳/父キングカメハメハ)である。

 母のドバウィハイツは、現役時代にアメリカの芝路線で活躍。GI2勝という実績を残して、高い能力を余すところなく発揮した。さらに、彼女の弟メイクビリーヴもフランスのGIを2勝するなど、その一族は国際的にも注目されている血筋と言える。

 ドバウィハイツはこのように世界的にも評価される血統で、繁殖牝馬として来日して以降、ディープインパクトやハーツクライなど、日本のトップ種牡馬と配合されてきた。そして、キングカメハメハとの間に生まれたのが、2015年生まれのリバティハイツである。