白毛ユキチャンの子、ハウナニは見た目も凄いが資質も「今までで一番」 (2ページ目)
今春の時点でこう話していたのは、デビュー前の育成を担当したノーザンファーム空港牧場の島田崇氏。このコメントから、ハウナニの魅力は決して見た目だけではない、ということが伝わってくるのではないだろうか。
母ユキチャンからは、これまでに2頭の産駒がデビュー。いずれも、これといった活躍は見せられなかったが、『今までで一番』というハウナニには、より一層の期待が膨らむ。
同馬の気性面については、前出の島田氏がこう語る。
「性格はすごく気が強くて、そこにこの血統の"らしさ"を感じますね。その分、気性はすごく前向きなのですが、姉のシロインジャーなどに比べると、我慢も利きます。この馬も、母と同じく地方の交流重賞などで活躍できるといいですね」
母が輝いた舞台で、その子どもが再び躍動する――そんな夢が抱けるほど、ハウナニからはその素質の高さが感じられるのだろう。
"白毛ファミリー"から現れた2歳の新鋭。デビュー戦は、9月3日の2歳新馬(新潟・ダート1200m)の予定だ。
母と同じように、砂の舞台で旋風を起こせるのか。まもなく訪れる初陣が楽しみでならない。
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