荒れまくる中京記念。3人の穴党記者が「ボーナス補填」のお手伝い (3ページ目)
木村記者が指摘した馬場の特徴から、マイネルアウラート(牡6歳)を推すのは、日刊スポーツの松田直樹記者だ。
「(マイネルアウラートは)梅雨時期のタフな馬場をこなせる馬力があり、さらにペース次第では上がり33秒台の脚も使える。このレースに、かなりの適性を感じます」
マイネルアウラートも重賞は未勝利。しかし、松田記者は目下の成長度を強調材料として挙げる。
「オープン特別で連勝を飾った昨年暮れのリゲルS(2016年12月17日/阪神・芝1600m)、今年初戦のニューイヤーS(1月15日/中山・芝1600m)では、強烈な先行力が光りました。その後、GIII東京新聞杯(2月5日/東京・芝1600m)、GIIIダービー卿CT(4月1日/中山・芝1600m)と、重賞でも連続して4着と健闘。この半年でかなりの地力強化を感じさせます。そのうえ、休み明けも苦にしないとなれば、強豪相手にも重賞初制覇のチャンスは十分にあるでしょう」
一方、関西デイリースポーツの大西修平記者は、昨年3着のケントオー(牡5歳)と、もう1頭、意外な臨戦過程で臨む"実績馬"の名前を挙げた。
「ケントオーの昨年3着は、使いづめの中でのパフォーマンス。今年はしっかりと間隔を空けて、フレッシュな状態でレースを迎えることができますから、さらなる好結果が期待できます。7月13日に行なわれた1週前追い切りでも、栗東の坂路で51秒1(4ハロン)という自己ベストの時計をマーク。体調は申し分ありません。
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