函館記念は、洋芝巧者キンカメ産駒を
馬券のスパイスにボーナス倍増! (2ページ目)
コース適性という意味では、昨年の勝ち馬マイネルミラノ(牡7歳/美浦・相沢郁厩舎/父ステイゴールド)にも当然注意を払うべきだろう。函館ではこれまでに3走して、昨年のこのレースの他、一昨年の巴賞を勝利。昨年は56kgを背負い、マイペースの逃げで押し切った。今年は2走前のOP福島民報杯(4月16日/福島・芝2000m)で57.5kgを背負って勝利しており、7歳になっても衰えは見せていない。前走のGIIIエプソムC(6月11日/東京・芝1800m)は7着と敗れているが、1着とのタイム差0秒4は昨年の3着時と同じで、前年と同じローテーションというのも好感が持てる。トップハンデとなる58kgは楽ではないが、57.5kgを克服しているだけに、軽視は禁物。
また、あまり人気はないようだが、洋芝適性という意味では大きく注目したいのがレッドソロモン(牡5歳/栗東・庄野靖志厩舎/父メイショウサムソン)。ここ3戦、GIII小倉大賞典(2月19日/芝1800m)7着、GIII新潟大賞典(5月7日/芝2000m)13着、GIII鳴尾記念(6月3日/阪神・芝2000m)10着と大敗が続いているが、函館芝2000mは昨年の五稜郭S(1600万下)で勝利している。昨年のGII札幌記念は10kgの馬体減が響いたのか12着と大敗しているが、2015年のワールドオールスタージョッキーズ第2戦(札幌・芝2000m)では約5ヵ月ぶりの実戦ながら3着に入っており、洋芝の適性は高い。一変もあり得る。
過去5年における函館・芝2000mの種牡馬別成績を見ると、1位がキングカメハメハの9勝。勝率12.5%、連対率23.6%と、なかなか高い数字が残っている。今年はサクラアンプルール、トウシンモンステラ、ナリタハリケーンの3頭が登録している。
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