函館記念は、洋芝巧者キンカメ産駒を
馬券のスパイスにボーナス倍増! (3ページ目)
ナリタハリケーン(牡8歳/栗東・中尾秀正厩舎)は8歳の高齢で重賞初出走という変わり種だが、前走、5年ぶりの芝レース出走となった巴賞で8頭立て8番人気ながら0秒1差の3着に入る大健闘。昨年まではダートを主戦場としていたが、そのイメージは捨てて考えてもいいだろう。ハンデは前走比2kg減の54kgで、前走2kg差あったサトノアレスとは同斤量となる。祖母ファビラスラフインは1996年のGI秋華賞馬という血統も筋が通っており、8歳にして良血開花となるか期待したい。
サクラアンプルール(牡6歳/美浦・金成貴史厩舎)は2走前のGII中山記念(2月26日/芝1800m)で2着。1着馬は次走で香港のGIクイーンエリザベス2世Cを勝つネオリアリズムだったので、いかにも相手が悪かった。前走のGI大阪杯(4月2日/阪神・芝2000m)は13着と大敗し、それ以来約3ヵ月半ぶりの実戦となり、函館芝も初となるが、注意しておきたい1頭だ。
その他、前走の鳴尾記念で重賞初制覇を飾ったステイインシアトル(牡6歳/栗東・池江泰寿厩舎)、今年のGIII中山金杯(1月5日/芝2000m)を勝ち、昨年のこのレースで3着に入ったツクバアズマオー(牡6歳/美浦・尾形充弘厩舎)など、注目すべき馬は多いが、筆者としてはサトノアレス、マイネルミラノの実績馬を尊重しつつ、レッドソロモン、ナリタハリケーン、サクラアンプルールの穴馬たちにも期待というスタンスでレースを迎えたい。
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