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ここ10年で驚異の勝率5割。
阪神JFはこの「4~5番人気馬」で勝つ (3ページ目)

  • 河合力●文 text by Kawai Chikara
  • 三浦晃一●撮影 photo by Miura Koichi

 続いて、より高配当を狙って、過去に2~3着に突っ込んで穴を開けた馬から、今年波乱を演出しそうな馬を探してみたい。

 過去の馬で着目したいのは、2015年に10番人気で2着に入ったウインファビラスだ。

 同馬は、6月のデビュー戦で3着に敗れたあと、未勝利戦を勝つと、続くGIII新潟2歳S(新潟・芝1600m)で2着と好走。オープンクラスでも力が通用することを示した。だがその後、休み明けのアルテミスSで5着と敗れたことによって、阪神JFでは人気が急落していた。

 今年、同様の逆襲が期待できるのは、ディーパワンサだ。同馬は夏にデビュー戦を快勝すると、オープン特別の中京2歳S(7月23日/中京・芝1600m)で連勝を飾った。ここでトップレベルの力があることを証明したが、約3カ月半ぶりとなったデイリー杯2歳Sでは4着に沈んだ。

 この結果から、阪神JFではこれまでのような上位人気にはならないはず。しかし、前走4着だったとはいえ、勝ち馬とはコンマ1秒差。巻き返す可能性は十分あり、人気が落ちる今回は絶好の狙い目だ。

 ウインファビラスに近い存在と言えば、ブラックオニキスとサトノアリシアも当てはまる。ディーパワンサ以上の「穴」を狙うなら、これらだ。

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