凱旋門賞、マカヒキ14番枠に
問題なし。ライバル勢には不安あり
短期集中連載・海外馬券発売開始! 2016凱旋門賞(5)
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凱旋門賞を2日後に控えた9月30日(金)の午前、パリ郊外のサンクルー競馬場の特設会場で、凱旋門賞の枠順抽選会が行なわれた。これに先立って、出馬投票の段階で凱旋門賞の勝ち馬ザルカヴァの子ザラクが取り下げて、今年の出走は16頭立てで争われることとなった。
元ミスフランスが枠順抽選の大役を務めた
注目のマカヒキは3番目に抽選の順番が巡り、引かれたのは14番枠。シャンティイは内枠の先行馬が有利という傾向がある中で、外から3番目の枠はいささか不利にも思えるが、主催者であるフランスギャロの会長であるロスチャイルド氏は「2400mのレースではじっくり行ける分、枠順よりも、むしろスタートとゲートを出てからが大事。外枠を悲観する必要はないと思います」とフォローした。
また、この枠順の報(しら)せを聞いた友道康夫調教師にも悲観の色はなく、奇しくも馬番号も14番(フランスは馬番号と枠番号が別)であることと合わせて、「初めてGIを勝った天皇賞・春のアドマイヤジュピタも14番、ヴィクトリアマイルを連覇したヴィルシーナも14番と、厩舎にとっては縁起のいい数字」とむしろ好意的に捉えていたようだった。
有力どころでは13番目に抽選されたポストポンドが7番枠、すぐ内の6番枠にハーザンド、クールモア勢はファウンドが12番枠、ハイランドリールが11番枠、オーダーオブセントジョージが16番枠と、外めに偏った。また、この日の出馬投票で、どの馬に騎乗するかが注目されていたライアン・ムーア騎手がファウンドに、クリストフ・スミヨン騎手がシルヴァーウェーヴに、ランフランコ・デットーリ騎手がオーダーオブセントジョージに騎乗することが確定した。
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