凱旋門賞でおいしい馬券を獲りたい!ヒントは海外オッズにあり

  • 土屋真光●文 text by Tsuchiya Masamitsu  photo by AFLO

海外馬券発売開始! 2016凱旋門賞 (3)

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 凱旋門賞発走と同時に、日本における海外馬券の発売も近づいてきた。しかし、日本で発売されるのは、日本のマーケットを対象にした日本独自のオッズ。昨日の平出貴昭氏の稿でも触れられたように、前哨戦を快勝した今年の日本ダービー馬マカヒキ(牡3歳)が人気の中心となるのは必至だ。では、実際のところの人気はどうなのだろうか。そこで参考になるのが、おもに英国などに拠点を持つ公認賭事業者であるブックメーカーの単勝オッズだろう。

海外ブックメーカーで、1番人気は今春ドゥラメンテ(左)を破ったポストボンド(右)海外ブックメーカーで、1番人気は今春ドゥラメンテ(左)を破ったポストボンド(右)
 ブックメーカーのオッズは、普段日本で発売されているような、馬券に投じられた総額に対して一定の割合を発売者が差し引いた後に的中者に分配される、いわゆるパリミチュエル方式と異なり、ブックメーカーがそれぞれに設定した倍率が適用される。また、パリミチュエル方式が投票数に応じてリアルタイムにオッズが変動するのに対して、ブックメーカーは購入時点のオッズが払い戻しで適用される。たとえば日本の競馬なら、単勝20倍の穴馬だと思って買った馬が、レースを勝ったはいいものの、フタを開けてみれば、払い戻しの確定オッズは7倍程度だったというケースが多々ある。これに対してブックメーカーの場合は20倍で買ったものは、その後どんなに人気になったとしても、的中すれば20倍で払い戻される、というものだ。

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