2016.05.22

競馬とカーレースは似ている。星野一樹がぶっちぎりでダービー予想

  • 土屋真光●文・写真 text & photo by Tsuchiya Masamitsu

 レーシングドライバー星野一樹。『日本一速い男』の異名をとった元レーシングドライバーで現在はレーシングチームの監督を務める星野一義を父に持ち、自身もSUPER GT で2度のシリーズ・チャンピオンに輝くなど、今や日本を代表するレーシングドライバーのひとりである。そんな星野は意外にもモータースポーツの世界きっての競馬ファンという側面も持ち、競馬専門放送のグリーンチャンネルの番組出演(「競馬場の達人」)も果たすほど。馬と車、乗るものは異なるが、同じ”レース”という種目で、極限のスピードの中で戦う彼ならではの目を通して、今年の日本ダービー(5月29日/東京・芝2400m)を語ってもらった。

レーシングドライバー星野一樹が独自の視点でダービーを占ってくれた

 きっかけは競馬ゲームでした。高校生の頃に流行った「ダビスタ」と「ウイニングポスト」で、特に「ダビスタ」にはのめり込みました。ああいったゲームって、レースの場面だけでなく、そのバックボーンの作り込みもしっかりしているじゃないですか。それまで、テレビとかで「ああ、競馬やってるなあ」と思うことはあったんですが、日本の競馬の仕組みをゲームを通じて知って、これは奥が深いぞ、と。血統から調教からレースの種類やローテーションまで、まだ本物の競馬も見に行く前から、ぐいぐい引き込まれました。

 そうして実際の競馬も見始めるようになって、最初に印象に残った馬が、ライデンリーダーでした。地方競馬から桜花賞トライアルに挑戦してきて、それをものすごい末脚で勝ってしまったあのシーンは、今でも強烈に頭に焼きついています。