JC本命のラブリーデイ、急成長のわけは「馬が自分で猛練習する」 (4ページ目)
「阪神大賞典は、初めて経験する3000m戦で6着に敗れました。タイム差で見ると、先頭から1秒6も離された大敗だったんです。でも、次の天皇賞・春では8着に負けながらも、勝ち馬とはコンマ5秒差でした。前走と比べて、かなり踏ん張ってくれたんですよね。3000m以上のレースでは折り合いが大事ですから、あの走りの良化は折り合いの成長があってこそ。ですから、ラブリーデイにとってあの2戦は、いい“折り合いの勉強”になったと思うんです」
ラブリーデイの活躍について、村上氏は「『成長した』とはいっても、GI2勝はうまくいき過ぎです(笑)。展開に恵まれた面も多々あったので……」と、あくまで控えめなコメントに終始する。そして、「ジャパンカップでは、とにかく無事に走ってくれれば」と思いを述べた。
それでも、同馬が優勝を狙える位置にいるのは確か。3つ目のGIタイトルへ向けて、これといった不安はない。
競馬史をひも解いても、これほど急激に自分の地位を上げた馬は少ないだろう。ラブリーデイは、まさしくサラブレッドの“不思議”を体現した競走馬である。が、その“不思議”もまだほんの始まりに過ぎないのかもしれない。
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