22歳・笹生優花が全米女子OP2度目のV「1度目の優勝が私をより成長させてくれた」 (2ページ目)

  • text by Sportiva
  • 武川玲子●協力 cooperation by Takekawa Reiko

 2日目は、2バーディー、3ボギーとひとつスコアを落とすも、トップと3打差の通算1アンダー、3位タイをキープした。

「(初日と比べてよくなかったのは)全体的に、ですね。やっぱりショットがよくないと、スコアもよくなっていかないですし、すべてがよくないと、アンダーは出ないんじゃないかと思います」

 3日目は、4バーディー、3ボギーの「69」。再びアンダーパーのラウンドを披露して、トップと3打差の5位という位置につけた。

「楽しくラウンドできたので、よかったと思います。緊張? いつもしています。しない時はないです。明日も、ここまでと何も変えることなく、一打一打に集中して、楽しいゴルフができればと思っています」

 そうして、笹生はその言葉どおり、最終日のプレーを存分に楽しんだ。6番パー3でダブルボギーを叩くも、後半に入ってから12番パー3、13番パー5と連続バーディー。スコアメイクに苦しむ上位勢を尻目に、15番パー4、16番パー4でも連続バーディーを奪って勝負を決めた。

「最後の最後まで何があるかわからないので、最後まで優勝は頭になかった。(勝てると思ったのは)最終ホールですかね、最後に(パットが)決まってから」

 圧巻だったのは、239ヤードの16番パー4。3番ウッドで1オンに成功し、難なくバーディーを奪って後続を突き放した。

「ピンが前に出ていたし、レイアップするのも難しいので、(1オンを)狙うしかない、と。いいショットを打てたんじゃないですかね」

 2019年に日本のプロテストに合格。翌2020-2021シーズンに日本ツアー本格参戦を果たすと、ツアー出場2戦目、3戦目で異次元のゴルフを見せて、いきなり2連勝を飾った。さらに2021年6月、全米女子オープンで畑岡奈紗とのプレーオフを制して、19歳で海外メジャーのタイトルを獲得した。

「何もかもが(自分が思っていた以上に)速いスピードでやってきたこと。(全米女子オープンも)もちろん勝ちたいとは思っていたけど、そんなに早く勝てるとは思っていませんでした。(当時は)若かったし、(結果に対する)そのスピードに(自分の気持ちが)ついていくことが大変だった。

 でも、その経験が私をより成長させてくれたと思う。(ここまでに経験してきたことが)早いのかどうかわからないけど、これまでに(自分は)いろいろな経験をしてきた。これからも、いろいろと経験すると思うと楽しみです」

 22歳、笹生優花。彼女の飛躍はここからが本番かもしれない。

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