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女子ツアーに異変!? ランキング上位の顔ぶれが昨季とはガラッと変わっているのはなぜか (3ページ目)

  • 古屋雅章●取材・構成 text by Furuya Masaaki
  • photo by Getty Images

 また、人間関係で言えば、コーチとの契約もそのひとつ。こちらもコーチング内容を含めて、関係性が順調にいっていれば、成績に表れると思います。

 その点、辻村明志コーチに教わっている上田桃子さんと吉田優利さんは、14試合終了時点の昨季と今季もランキング上位(上田=昨季12位、今季8位、吉田=昨季13位、今季6位)。コーチとの関係性の良好さを示していると思われます。

 最後に、同年代の選手同士の人間関係も時に成績に影響するものです。たとえば、あれだけ成績上位に名を連ねていた『黄金世代』ですが、今季はメルセデスランキング10位以内に入っているのは、吉本ひかるさんだけです。

 今季から、勝みなみさんが米女子ツアーに挑戦。これで、同ツアーを主戦場とする『黄金世代』が、畑岡奈紗さん、渋野日向子さんを含めて3人になったこともありますが、一緒に切磋琢磨してきた面々が近くにいなくなったことで、モチベーションに少なからず影響を与えているかもしれません。

 一方で、海外で奮闘する同世代の選手の動向や活躍はやはり気になるものです。2000年生まれの古江彩佳さんと西村優菜さんも含めて、そうした存在が気持ちのパワーアップにもなりますし、将来米ツアーでやりたいと考えている選手にとっては、いい刺激になっている可能性があります。

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