「悪条件な時ほど楽しまないと」小祝さくらが賞金ランクトップへ浮上

  • 柳川悠二●取材・文 text by Yanagawa Yuji
  • photo by Getty Images

 さくらの開花とともに、小祝さくらのゴルフも全開だ。

 2021年の初戦ダイキンオーキッドレディスに続いて、第3戦のTポイント×ENEOS(鹿児島県・鹿児島高牧CC)でも逆転優勝を遂げ、賞金ランキングトップに浮上した。

「(今季の目標に掲げる)賞金女王は、あんまり意識はしていないです。来週から、申ジエさんとかも(日本ツアーに)帰ってくると思うので。ここからさらにがんばらないと。

 私の中で賞金女王のイメージは、鈴木愛さん。(同じ辻村明志コーチに師事する)上田桃子さんなど、賞金女王を獲ったことのある方は本当にすごいと思う」

Tポイント×ENEOSを制した小祝さくらTポイント×ENEOSを制した小祝さくら 2日目が降雨サスペンデッドとなり、最終日にはまた、前週に続いてコース上を風速10m/sを超える強風が舞い、選手たちにとって酷なコンディションとなった。トップと3打差の通算8アンダー、4位タイでスタートした小祝は、上位勢がスコアを崩していくなか、前半をイーブンでしのぎ、15番にたどり着いた時には首位グループに加わっていた。

 優勝した初戦のダイキンオーキッドレディスを含め、小祝は悪コンディションの時こそ力を発揮する。そんな印象がある。

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