2019.10.17

【木村和久連載】ミスや罰を消す。
「ゆるりゴルフ」があっていいかも

  • 木村和久●文 text by Kimura Kazuhisa
  • 服部元信●イラスト illustration by Hattori Motonobu

専門誌では読めない雑学コラム
木村和久の「お気楽ゴルフ」連載●第226回

 渋野日向子選手の快進撃は止まらず、9月のデサントレディース東海クラシックでは最終日、トップとの8打差をひっくり返して、見事な逆転優勝を飾りました。なんか、20歳にして”偉人”になりそうな勢いですね。

 同大会が行なわれたコースは、新南愛知カントリークラブ・美浜コースで、試合時の全長は6437ヤードでした。7000ヤードを超える男子プロのトーナメントと比べると短いですけど、6300ヤード前後のトーナメントが多かった昔よりも、ツアーの平均全長は伸びているんじゃないでしょうか。実際、女子でも今や6700ヤード級のトーナメントが存在していますからね。

 翻(ひるがえ)って、アマチュア男子の倶楽部競技、月例や理事長杯などは、コースのバックティーを使用して6700~6800ヤード程度で行なっています。それと、女子プロのトーナメントではどっちが難しいでしょうか?

 フェアウェーの狭さ、ラフの長さ、グリーンのスピードなどを考慮すれば、距離が短くても女子プロのトーナメントのほうが難しくなります。つまり、距離だけが難易度を表わす指標ではない、ということです。

 で、今回は、我々自らがラウンドの難易度を下げ、楽なプレーをしよう! という提案をしたいと思います。

 平たく言えば、「ミスと罰を消すゴルフ」をしてほしいのです。いつも「1打罰かぁ」とか「池ポチャ、ミスった」ばかりじゃ、精神的に悪いでしょ。

 だいたい、お金を払ってプレーしているのに、何で罰を受けなければならないのですか? 罰とペナルティーという表現も、古すぎですよね。こっちは、何も悪いことはしていないのですから。

 具体的な難易度の下げ方は、以下のとおりです。

 先月亡くなられた我がゴルフの師匠・後藤修先生と、1990年代にゴルフ雑誌でレッスン企画を3年ほどやっていました。仮免許ながら、私も一応「弟子」として認められています。プロには厳しい先生でしたが、アマチュアには優しかったです。

 後藤先生が指導したプロは、ジャンボ尾崎選手、中嶋常幸選手をはじめ、鈴木亨選手、すし石垣選手などがいます。そんなゴルフ界のレジェンドである先生は、アマチュアゴルファーの研修会でも付きっ切りで指導してくれました。