【木村和久連載】激増するセルフプレーでの「特別ルール」の設定を! (3ページ目)

  • 木村和久●文 text by Kimura Kazuhisa
  • 服部元信●イラスト illustration by Hattori Motonobu

 日頃からキャディーがいるコースは、バンカーのコンディションがよろしい――それは、誰もが認めるところでしょう。

キャディーさんがいるといないとでは、やっぱり違いますよねキャディーさんがいるといないとでは、やっぱり違いますよね 以上のことから、キャディー付きプレーとセルフプレーにおいては、やはり差があることがわかります。その差を埋めるために、エクスキューズがほしいです。

 たとえば、ボール探しなどは、セルフプレーのほうが不利だと思うわけです。統計を取っているわけではありませんが、同じコースでキャディー付きとセルフプレーとのラウンドで比較したら、ロストボールの数はセルフプレーのほうが多いはずです。

 また、バンカーから1回でボールが出ない、ということは、セルフプレーがメインのコースのほうが多いのではないですか。それは、レーキで砂をならさないプレーヤーがいるから、後続組でトラブルが起きるんですな。

 さあ、ここからはプレーヤー同士での相談です。ローカルルール、プライベートルールで独自に解釈をして、ゲームを進めてはいかがでしょうか。

 この前、とあるコンペでは最大スコアが設定されておりました。今年からのルール改正で、最大スコアを決めてラウンドできるようになりましたらからね。もちろん、アマチュアの世界のことですよ。

 で、そのコンペでは、新ペリアルールがダブルカット計算なので、スコア申告もダブルカットでやる、というものでした。わかりますか? つまり、各ホール、倍以上のスコアを出したら、それ以上はカウントしないのです。これだと、ショートホールは6、ロングホールでも10以上のスコアはありません。

 実際にやってみると、非常に助かります。たとえば、ショートホールでティーショットをバンカーに入れたとしましょう。そこで、靴跡に埋もれたボールを打つはめになり、何度か打って出なくても、それを3、4回繰り返せば、はい終わり。あとはボールを拾って、最大スコアの「6」と書くだけです。

 セルフプレーでは、ぜひ最大スコア制度を導入してほしいです。

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