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松山英樹、2日目のチャージは不発。
肝心なところで再発した不安材料

  • 三田村昌鳳●取材・文 text by Mitamura Shoho
  • photo by Getty Images

 今季メジャー初戦のマスターズ。初日、3オーバーと出遅れた松山英樹は、2日目に2アンダーの「70」で回って通算1オーバー。小平智と並ぶ46位タイで予選ラウンドを通過した。

2日目にスコアを伸ばした松山英樹。予選通過は果たしたが...2日目にスコアを伸ばした松山英樹。予選通過は果たしたが... マスターズでの初日の出遅れは、もちろん2日目のゲームプランに大きく影響する。単純に予選通過を目指すゴルフと、初日の出遅れを挽回し、さらに上位進出を狙うプランがある。

 予選通過の必須条件として、松山はスタート前から「(予選通過には)少なくとも1アンダーで回らなければいけないと思っていた」と言う。

「でも、それだけでは意味がないですし、当然、(この日は)5アンダーあたりを目指していたのですが......」(松山)

 しかし、それが思うような展開にはならなかった。

 出だし3ホールは、前日の3連続ボギーと比較すれば、2番ホールでバーディーを奪って1アンダーと好発進した。さらに、8番パー5でもバーディー。前半を2アンダーで折り返した。

 前半をアンダーパーで収めると、後半の"攻め"が精神的に楽になる。その理由について、以前中嶋常幸はこう言っていたことがある。

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