【木村和久連載】来年から「新ルール」。
その時ゴルフ場で起きること
専門誌では読めない雑学コラム
木村和久の「お気楽ゴルフ」連載●第161回
2019年に新しいゴルフルールが、R&A(全英ゴルフ協会)主導のもとに実施されます。これほど大きなルール改訂は、自分のゴルフ人生のなかでは初めての経験じゃないでしょうか。
ゴルフルールは、英国のR&AがアメリカのUSGA(全米ゴルフ協会)と緊密に連携して決めています。JGA(日本ゴルフ協会)は、水面下で情報を提供しているのでしょうが、表面上は情報を受け取る側です。
今回のルール改訂で面白いのは、ゴルフ人口の減少を食い止めるべく、ルールを簡略化したことです。これは、日本向けのサービスみたいです。だいたいアメリカ人は、さほどルールにこだわらない"アメリカン"な方が多いですから。
というわけで、最近のラウンドではみなさん、新ルールを前倒ししてラウンドしています。具体的にどんなことをやっているかというと......。
(1)ピンを立てたままパターを打つ
これは、便利になりました。30mぐらいのパットを残したときは、カップが見えない場合が多いので、ピンが立っていることが目印になって便利です。
あと、遠い人順にパターを打つのですが、でかいグリーンの場合、グリーンに乗っている人が"一番遠い"という奇妙な現象が起きます。こういうときは、いちいちピンを抜いたり、さしたりするのが面倒なんですが、ピンを立てたままで打てばいいので、そうした手間もなくなります。
(2)打順は適当でいい
ゴルフって、前のホールで成績のいい人が先に打ちます。そのため、たまに「オレはパーだったのに、順番を抜かしやがった」と文句を言う方がますが、そういうトラブルは減るでしょう。
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