来春から毎月メジャー開催で、もう大変。PGAツアー改革の狙いは? (3ページ目)

  • text by Reiko Takekawa/PGA TOUR JAPAN
  • photo by PGA TOUR

 ツアースケジュールだけでなく、モナハン会長は"テレビ放映"に関しても、大きな改革を検討中だ。現在は基本的に、木、金の予選ラウンドがケーブルテレビのゴルフチャンネル、土、日の決勝ラウンドがCBS、もしくはNBCのネットワーク(地上波)が放送しているが、この契約も2021年までで終わるからだ。

「NFLをはじめ、MLB(ベースボール)やNBA(バスケットボール)が実現しているように、PGAツアーが独自のチャンネルを持つ可能性がある」と、モナハン会長。現に、その手始めとして『PGAツアー・ライブ』というインターネットの有料コンテンツをすでに配信している。これはもう、現実的なところまで来ていると考えていいだろう。

 その他、女子ツアーのLPGAと提携した一環として、モナハン会長は「男女混合のミックスイベントや、(4日間)72ホールにこだわらず、(3日間)54ホールの大会の開催も検討している」という。

 そして、コミッショナーはこう続ける。

「これから、1~2年でPGAツアーは大きく変わる。そのためには、積極的に改革を進めていきたい」

 ゴルフ人口の減少が懸念される昨今だけに、モナハン会長の手腕に大きな期待がかかっている。

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