2018.04.15

どん底を見た女、比嘉真美子が
ツアーのトップレベルに復活できたわけ

  • 金明昱●取材・文 text by Kim Myung-Wook
  • photo by Getty Images

 比嘉真美子(24歳)が好調だ。

 今シーズンは開幕戦のダイキンオーキッドレディスこそ予選落ちしたが、その後は順調に予選を通過し、4戦目のアクサレディスでは優勝争いを展開。フェービー・ヤオ(25歳/台湾)とのプレーオフでは惜しくも敗れたものの、堂々の2位でフィニッシュした。さらに、6戦目のスタジオアリス女子オープンでは、最終日にノーボギーで回って3位に入った。

 前半戦から何度も上位争いを演じている比嘉。年間2勝を挙げたルーキーイヤー(2013年)を彷彿とさせる勢いだ。

 また、今年はピンゴルフと新たに用具契約を結んだ。「メジャー大会を含めて年間3勝を目指す」という目標に向けて、周囲のサポートも整っている。

復調著しい比嘉真美子 それにしても、ツアー2年目で伸び悩み、3年目にはシード落ちするなど、どん底の状態であえいでいた比嘉とは”別人”だ。

 そのツアー3年目の2015年シーズン、比嘉は17試合連続を含めて、年間32試合のうち23試合も予選落ちを喫した。賞金ランキングは95位まで急降下。シードも喪失して、ルーキーイヤーで見せた輝きは完全に消えていた。

 とにかくショットが暴れて、スコアメイクがままならなかった。将来を嘱望された逸材の目を覆いたくなるような不振に、周囲も声をかけるのをためらったほどだ。