【木村和久連載】忘れられないあの味。
ゴルフの魅力は「食」にあり! (3ページ目)
名門コースの"裏メニュー"で、有名なものもあります。
神奈川の相模カンツリー倶楽部は、「すき焼き」が有名です。一度、いただいたことがあるのですが、なぜかプレー後の夕方、テラスで優雅にビールを飲みながら、すき焼きを頬張ります。
そこで、夕焼けなんか見ていると、人生に成功した感が漂い、『マイウェイ』を口ずさみたくなります。実に有意義な、至福のひとときを過ごせました。
ビールと言えば、北海道の名門コースを取材で訪れたとき、気を使ってもらってジンギスカンの食べ放題をいただいたことを思い出します。
外に出て、芝生の上でビールを流し込みながら、ジンギスカン料理をこれでもかってほど食べまくりました。「昼休みを長めにとっていますから、ごゆっくり~」と支配人に言われて、気をよくして、飲むは、食うは......。
超満腹になったところで、午後のスタート。「さあ、打つぞ」と素振りをしたら、トップの位置までクラブが上がりません!? お腹の膨らみが『となりのトトロ』のトトロ状態になっていて、動きが緩慢になったのです。
しかも食べすぎて、お腹がギュルル~と鳴り出すし......。すかさず、トイレにかけ込みましたよ。そうしたら、他のメンバーもラウンド中に「トイレ、トイレ」とせわしなく、ぜんぜんゴルフになりませんでした。
そうそう、こちらのコースは北海道では珍しく、スループレーか、昼休憩を入れてのプレーか、どちらか選ぶことができました。通常、北海道と沖縄、あと米軍キャンプ内のゴルフ場は、スループレーが原則ですからね。普段どおり、昼休憩を取りたい方にはオススメです。
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